身近でこんなことがありました。

一人暮らしの義姉(80歳)のところの話です。

近所に義妹が住んでおり、その義妹の小学3年の孫がよく遊びに来てくれるそうです。来るといろいろの話をしたり、夕食を食べて帰るという具合です。

先日も「今から行っていい」電話をしてきて、遊びに来ました。

その日は、一緒に散歩に出かけ、今日はハンバーグが食べたいと言う。二人でスーパーに立ち寄り、食材を買う。帰って早速、ハンバーグを作る。食べた時「いける.美味しい。」と言う。

おばちゃん具合が悪くなったら救急車を呼ぶんだよ。気を使ってくれる。

夜、歩いて送っていく時、きれいな夜空を見上げながら、「良く輝く星や小さな星があるね。そこで一句」

と話しかけてくる。なかなか出ない。聞くと、百人一首を全部覚えているとのこと。

楽しい一時であった。また、その子が遊びに来ることを楽しみにしている。


背景

この義姉は、大手製鋼会社に勤務するご主人と結婚、退職前に親から相続した土地にマンションを建設し、退職後は悠々生活出来るように人生設計をしていた。

退職前、癌を発症し、亡くなってしまいました。義姉からどうしたら良いか相談された。義姉のところには子供がいなく、義姉の兄弟は9人と関係者が多い。幸い、近くに義姉の一人が住んでおり、身近に接している。自分にもし世話が必要になった時はお願いすることとし、姪を養子縁組にすることを勧めた。義姉は生け花の先生をし、若い人との交流もある。子供には恵まれなかったが現在は前述の通り充実した日々を過ごしています。