最近は、祖父・祖母から親の代の相続手続きがまだ出来ていないとの相談を受けることがままあります。
同時に先代の相続手続きもご自分でされようとする人もあります。

祖父・祖母の代の相続となれば、親の兄弟・姪・甥またその子の代まで相続権が及ぶことが予想されます。
そうなれば戸籍謄本だけでなく実印をもらう必要があり大変になってまいります。

 親の代に普通通り、遺産分割協議書を作成し相続登記をしておけばそんなに難しくないことも、次の代までほおっておいたならば、関係者が多くなるばかりか合意に至るのも困難となるでしょう。
相続税がかからないからと言って放置することはいけません。

相続人間で早めに話し合い、遺産分割協議書を作成して、不動産であれば相続による移転登記を完了しておきましょう。

 勉強になるからと、相続登記を自分でされようとする人もおられます。私の経験では多少費用が掛かっても、専門家の司法書士に依頼して方が、労力・時間の節約でき、結果的に安上がりになると思います。
専門家は委任状があれば全国から戸籍謄本・固定資産税評価証明書等を取り寄せることができるからです。

 今年5月29日から「法定相続情報証明制度」が始まりました。

法定相続人が司法書士の代理人を通じて市町村から戸籍謄本などを集め、法定相続関係を示す一覧表を作成。これらを添えて登記所に申し出る。登記官は内容を確認した上で、認証した法定相続情報一覧表の写しを必要枚数交付する。手数料は無料。

今までは、登記所や金融機関に法定関係書類をその都度又は持ち回りで一式用意しなければなりませんでしたが、今後は、この一覧表で同時に事務処理を行うことができるよう便利になりました。